細野晴臣 ／ PHILHARMONY
『はらいそ』以来、4年ぶりのソロ・アルバム。人気曲B3「スポーツマン」収録！B5「エア・コン」には環境音楽の要素も顔を出している。

イノヤマランド ／ ダンジンダン・ポジドン
元ヒカシューの井上誠と山下康から成るユニット。細野晴臣がプロデュースし、彼考案のWATER DELAY SYSTEMで録音された環境音楽の傑作。

インテリア ／ インテリア
日向大介・野中英紀を中心とした音楽ユニットのセルフ・タイトル・デビュー作！日向大介の兄は、同じく音楽家の日向敏文。

高橋幸宏 ／ WHAT, ME WORRY?
YMOメンバーの他、ビル・ネルソンらが参加した、4作目のソロアルバム。デビュー作以来、久しぶりに日本語の歌が入っており当時のファンを驚かせた。

JAZZ

JAZZ

01
RED MITCHELL
WHEN I’M SINGING

日比

名ベーシストがたった一人でピアノとベースで多重録音し、激シブでダンディーな声が聴ける82年録音のヴォーカルアルバム。ジャケも内容もTHE 秋！

CLUB

CLUB

02
PLACID ANGLES
THE CRY

松村

数多くのクラシックを生み出したJOHN BELTRANによるIDMプロジェクト！アンビエンスなシンセがノスタルジックな秋の気温にピッタリ！

FUNK

FUNK

03
THE SORCERERS
THE SORCERERS

片ケ瀬

UK現行JAZZ FUNK! 赤、黄の濃い景色の様な少しのサイケ感、ハロウィンの様なホラー要素、熱過ぎず落ち着いた雰囲気は秋の涼しさを感じられます。

ALTERNATIVE

ALTERNATIVE

04
MARVIN PONTIAC
GREATEST HITS

亀山

JOHN LURIEによる変名プロジェクト。土着、脱力を感じるジャムは乾いた風になじみます。 部屋で聴くも、散策しながらも良いですね。

怪盤とは？
ディスクガイド、レコ屋でも見たことない！でもなんだかソソる。。安いから買ってみるかと思って聞いてみるとやっぱり惹かれる謎のレコード達！それでは行ってみましょう！

GENERAL RECORD STORE スタッフコラム

ひとりぼっちにさせてくれた
パンクロック

典型的な「イキりガキ」だった高校時代。
目立つ男子グループに所属すべく女性慣れを装い「2組のA子さ～」等と宣い…

雑誌でクソ読モが着てる服を親にせびったお金で買ったり…。
しかし身の丈に合わない行動は徐々に心身を蝕み、家に帰るたびため息を漏らしていました。

ある日、近所にレコ屋を発見。狭い空間にみっしり並ぶ妙な音源。店内に鳴る雑音のような音。
「君初めましてだね、好きなバンドとかある？」と髭面店員にいきなり声をかけられ、ビビり散らかした私は「あ、あ、」とカオナシのような返事しか出来ず、「こんなのどう？」とBGMを変えてくれた。
シガレットマンというバンド。布越しのような少し籠った音質で流れてくる、今まで聴いてきたものとは全然違う音楽。「それ貸すからさ、また来なよ」と髭面店員。
借りたその音源を毎日聴いた。授業中、袖に通したイヤホンで聴いた。
他の誰も知らない音楽を聴く喜びは、男子グループと行動してるそれの比じゃなかった。
毎日その店に行き、色々な音楽を教わった。ジョウブレイカー、メガシティーフォー、スプロケットウィール…。レコードでしか出てない音源のため、初めてレコードプレイヤーを買った。
店員さんは企画ライブもしていて、よく遊びに行った。二十人も入れば一杯のスタジオで、汗だくで目の前で演奏するバンドに熱狂した。気付い
たら、男子グループとは行動しなくなっていた。
時が経ってその店員さんが亡くなった時、行われた追悼ライブ。そこにその人の姿はなかったけれど、その人を想ってみんな笑ってた。
自分もパンクを好きなまま、生きて死のうと思った。
すずき

金田：今回のテーマは『秋に聴きたい一枚』です！

 

日比：フェイスレコーズ渋谷店の店長の日比がおすすめするレコードは、二〇一八年に出た最近のレコードですね。ブラジルのシンガーソングライター、レオナルドマルケス『アーリーバード』というアルバム。

 

金田：めっちゃジャケ良い。

 

日比：ビンテージ機材を使った、本当に最近の流行り、ローファイサウンドを前面に押し出していて、尚且つ歌も入って、MIXの仕方は個人的に思うけどギルバートオサリバンみたいなあの空気感を継承してるなって感じがあって、もうこれは是非聴いてもらいたい。

 

金田：オサリバンも秋っぽいもんね。
『アローンアゲイン』とか秋に聴くと泣いちゃうもんね。
何か冬ほど寒くはない、でもなんかちょっと肌寒くなってきた時の落ち葉感あるよね。
てか、荒井君がそーすね！たまんないすわ！ていう顔してる 笑

 

荒井：いや、日比さんがそう来るなら僕も選曲の幅もっとあったなぁって…

 

金田：ちょっと先に反省するのやめてもらっていい？笑
今日比さんの番だから！

 

日比：笑。そう、オサリバンも好きなんだけどマルケスもめちゃくちゃ良い。
これをかけた瞬間絶対ノスタルジックな気持ちになる。その場の空気でおセンチになりたい時、ノスタルジックになりたい時、もう正にピッタリな一枚です。そして…

 

全編は下記リンクから♡

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各店の特色を活かしながら、秋のちょっとセンチメンタルな思いと共に楽曲紹介をしています。三人の絶妙な掛け合いをぜひお楽しみください！

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MAKI編著。現代アーティストが描くレコードジャケット、世界各国のオブスキュアなレコードを収集し、正しい序列で美しく配置するアートレコードガイドブックシリーズ。vol.1- 5を発刊中。

La Perversita
HEKTOR ZAZOU, BAZOOKA, JEANNE FOLLY
1979 France

AWOAV 05掲載

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70年代パリの美大生の前衛芸術家集団Bazooka。美しいアートワークはKiki picasso。ロンドンとは異なるフランス独自のパンク芸術。美しく過激なレコード。

Opera “From The Works Of Tadanori Yokoo”
一柳 彗
1969 Japan

AWOAV 01掲載

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70年代様々なメディアで芸術表現した横尾忠則の69年の怪作LP。ジャケ、ピクチャーディスク、全く隙のないアートピース。the fl owersをはじめドープサイケでアートな楽曲も必聴。

The Ascension
GLENN BRANCA
1981 America

AWOAV 05掲載

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ギターアンサンブルの実験音楽家グレンブランカのアルバム。ジャケットのドローイングはロバートロンゴ。ロックンロール ミーツ アヴァンギャルドの音楽性を物語るアートワーク。